エンターテイメント大震祭 ライナーノーツ



待ちに待った町田真知子!!

2005年6 月6 日ようやくスパルタコさんの新アルバムその名も「エンターテイメント大震祭」がこの世に産声を上げた。
前作「真夏のセレナーデ」から3年近くの年月がたっていたなんて、待たせすぎだよスパルタコ!!
一時は去年の秋、 スパルタコさん公式サイトの開設1周年を記念して新作小説とのダブルリリース という噂もあったのだが、
どうやらバンド活動の方が忙しくなってしまったために断念をしたと本人は言っている。
まったく言い訳の多い野郎だ。かといって今作品、万全の形で仕上がったのかというと、お聞きのとおり前作以上に適当な感じがする。
これまた彼なりの言い訳があるのだが、もううんざりなのでここでは割愛させてもらう。

そんな適当なスパルタコさんであるが、
今回この作品で初めてスパルタコさんを知ってしまう悲惨な方のためにスパルタコさん (以下spt3)活動の歴史を軽く振り返ってみる。

spt3こと坂本真一は幼少のころからよく替え歌を歌っていて、ついに中学の授業中にオリジナルの作品を作る。
これが伝説のまとまる君である。
しかし手元の資料では高校に入るまでそれ以降、特に音楽作品は作っていない。
ただ、奇妙な作詩活動に興味を抱いており(公式HPのエンポエコーナー参照)中学の文化祭などで朗読をしては失笑をかっていた。

しかし、高校に入るとその才能が若干開花し、某ラジオ番組の詩の朗読コーナーに出演、他の相手と対決して勝利を収める。
その反響が大きかったのか、後に番組のイベントの出演依頼も受け、詩人の俵万智、ドリアン助川らから大きな評価を受ける。
その一方でバンド活動にも手を染め、同時に作曲にも興味を持ちはじめる。
そして初めてリリースした作品が今となっては幻の「dlデシリットル」ちなみにこのころはS.M.Revolution と名乗っていた。
そして高校3年の夏には受験勉強もろくにしないで名曲「NO MORE GIAN」を引っさげ、
全国高校生音楽祭東京都大会に参加。明らかに無理をしていた。

その後は特に目立った音楽活動はなく、うつ病を経て気分を一新名前をスパルタコさんに変え、ひっそりと音楽活動をスタートさせる。
大学では軽音楽サークルに入り、ライブの余興などを担当。
エンターテイメント魂に火がつく。 大学一年次に「HIGH JUMP!!」翌年には「真夏のセレナーデ」といったエンタメミュージックを発表。
さらにエンターテイメントの追求を目指し翌年には公式HPを開設。そして好きなことを散々とやらかし、現在に至るというわけだ。

そんなこんなでそろそろアルバムの曲の中身に迫っていこう。
お金では買えない価値があるpricelessな全14曲。
spt3ファンならおわかりであろうが、基本的に二部構成になっていて前半が新作、後半が過去の秀作?を集めたものになっている。
ここでは新作を中心に触れてみたいと思うが、前作とはかなり様子が違う。
誰も求めていないヘヴィーさが加わり、ポップ色が姿を消した。
アルバムの前半と後半を聴き比べてみると世界の違いにびっくりドンキー!!って俺もあいかわらずつまらない男だな。
なぜこんなヘヴィーな曲になってしまったのか本人に聞いてみたが
「本当はポップな曲と半々にしたかった。 で、最初にヘヴィーな曲を書いたんだけど、時間がなくなっちゃった」
出たよ!!秘儀、言い訳。そんな言い訳、言って言いわけ?

さ、曲の説明へ・・・まずはオープニングを飾る「MORNING BLUE DRAGON」漢字にすると朝・青・龍。そう横綱朝青龍の歌です。
この曲は坂本氏が旗揚げした「劇団おばんどうず」というサークル内のミュージカルバンドのために書いた曲で、
たまたま相撲を見ていたらぱっと思い浮かびすぐに出来上がってしまった。あまりの出来の良さに朝青龍関、本人に送ったところいまだに返事は来ない・・・

続いて「DDT」これはひどいよね。歌詞とか適当に作ったのはわかるけど、筋がない・・・
ちなみにプロレスの技であるDDTをダイナミックダイクマ立川店と言ったのはタレントの勝俣州和である。
なぜかそれが坂本氏のつぼにはまってしまい使用したらしい。しかし坂本氏、基本的には勝俣州和は好きではないことも追記しておこう

「アホみたいにHOLD ME TIGHT」この曲はまずベートーベンの「エリーゼのために」を引用している。
歌詞はなんかの曲で「あーHOLD ME TIGHT♪」みたいなフレーズがあり、それが「アホみたい」に聞こえた空耳アワー的作品。
ちなみに曲が短いのは面倒くさいからに違いない。

「ピンからキリまで」泉ピン子と磯野貴理子、そして安西先生(スラムダンクの先生ではないけど、それを意識で)
ちょっと最近はやりそうな曲を意識したのか分からないが、spt3にしてはかっこいい曲である。
ただやはり安西先生は反則だろう。 ちなみに泉、磯野両事務所には無曲であるのは言うまでもない。

「ミルキーたけし」生意気にも弦楽器のチューニングを下げて行っているためより曲に重みが感じられる。
しかしテーマが牛乳とホモという・・・しかしこの二つは非常に関係が深い。
実は牛乳の種類に「ホモジナイズド牛乳」というのがあることをご存知だろうか?
そこまで彼が考えていたらならば我々の予想をはるかに超えた天才である。

「卒業2005」 卒業シーズンになると毎年アレンジを加える隠れた名曲。自らの卒業を祝い、歌詞を新しくしてみた。
本人はPOLICEの名曲「見つめていたい」を意識してアレンジしたと言っているが、私は意識ではなくてパクリだと思う。

第一部はここで終了。そして二部に入る前にボーナストラックとしてフィンランドのメロディックデスメタルバンドChildren Of Bodom の
「NEEDLED 24/7」 という曲をセレクトしてみた。
デスメタルのデス声を耳元でささやくようなウィスパーボイスで歌ったら面白いんじゃないかと。
結果的に私はそれほど面白いとは思わなかったが、改めてチルボドの曲の素晴らしさ、
そして今回もゲスト参加しているチルボドファンのRyka氏のギターにはびっくりドンキーです。

そして第二部のspt3のベストとも言うべき7曲。
まずは「シンデレラ in サイパン」 とりわけ何がいいってわけではないが、やはり最初のシンデレラの語りの部分
、っていうよりも金曜の12時過ぎ=タモリ倶楽部に目をつけたところがやはりただものではない。

「まとまる君」 この曲に関しては何も説明しなくてもいいだろう。大ヒット消しゴムまとまるくんの歌である。
坂本氏が中学のころの話で、今はどこの文房具コーナーを見ても見当たらない。
しかし、坂本氏はよくサークルのライブでまとまるくんを投げている。
いったいどこに売っているか聞いたところ、東急ハンズには根強く残っているとのこと。

「ボンド」 この曲も古くからある曲で、言い換えると幼稚な曲である。
しかし圧巻のラストが印象深く、黄色の木工用ボンドを見るたびにこの曲を思い出す。 幼稚って言ってごめん。

 「NO MORE GIAN」 この曲はジャイアンにいじめられているスネ夫の気持ちを歌った曲で、spt3のなかでも1位2位を低レベルで争う名曲。
なぜか耳に残ってしまうメロディー。悔しいけれど私は一番この曲が好きかもしれない。

「ポパイ」アルバム「真夏のセレナーデ」からの一曲。私事ですが、パチスロ機にポパイっていう機種があるんですね。
昨日4万円負けました。 私がポパイを殴ってやりたいくらいですよ。ったく。

「プラス歯垢」臭い!!歌ではなく、プラス思考になれよっていう曲ですね。
この曲で救われたって言う人が何人かいるらしいですけど、 当の本人はふざけて作ってる曲ですからね。
逆にそんなこと言われると本人は困惑してしまうらしいです。 素直にこの曲ふざけてますよね?って言うと本人めちゃくちゃ喜びます。

「Autumn in New Town」リチャード・ギア、ウィノナ・ライダーの映画「Autumn in New York」を
悲しくも一人で見に行った坂本氏が感動のあまり作った曲。
秋というなんとも美しく、また、悲しい季節を歌った曲。
「あんたの思い出は燃えやしないよ」という管理人の言葉に私は何度涙を流したことか・・・ 戻ってこいよ、恵美子、翔太。
お父さんもう浮気なんかしないから。

という全14曲である。それでは最後に坂本氏からのメッセージが寄せられたので紹介したい。

[みなさん、こんにちはスパルタコさんこと坂本真一です。このたびは発売の延期につぐ延期でご迷惑をかけてごめんなさい。
だけど一生懸命、本当一生懸命適当に作ったんです。だからみなさんも適当に聞いてくだされば幸いです。
そろそろ時間なのでお友達を紹介します。 エ〜ッ!! はい、ありがとうございます。
えーっと、僕、基本的に友達少ないんですけど、今回紹介するお友達はこのCDを手に取ってくれたあなたです!!
明日も聞いてくれるかな? いいとも!!]

きもいですね。しかし私はこんな気持ち悪いspt3がこの混沌とした世の中を救ってくれることを信じている。
そして来年も、再来年もこのような作品が出ることを町田真知子よりも待ち望んでいる。
そして私がこのライナーノーツを書いていることを。 私にはこれしか仕事がないんです。
ここまで読んでくれた方はお分かりかと思いますが、文章能力が低いくせに、
アーティストを持ち上げなければならないのに、私が文章を書くと、アーティストのイメージを下げたり、けなしたり、
ついつい本当のことを書いてしまうから次には仕事が来ないんです。
だけど、spt3は違う。逆に私でなければ駄目なのだと言ってくれた。
妻子に別れを告げられ、仕事もない私に・・・果たして次回の作品までに私は何を失っているのだろうか?
そこらへんも皆さん密かに楽しみにしてもらえれば嬉しいです。 たぶん家ですね。期待を裏切れるよう頑張りたいと思います。

それでは最後までスパルタコさんのエンターテイメントワールドにどっぷりつかってください。
こころが激しく揺さぶられること間違いないでしょう。 それがエンターテイメント大震祭なのであろう。

2005. 6.6
SHINICHIRO-びっくりドンキー-SHAKAMOTO